美味しいバタークリームケーキ

バタークリームのケーキ、というと昭和のバースデーケーキ🎂を思い出すことが多いと思います。

また、子どもの頃に両親が結婚式やお祝いの席に出席したときに引き出物として持ち帰ってきたお菓子も「寿」とかかれたバタークリームケーキだった記憶があります。そして、バタークリームケーキの記憶はノスタルジックであるとともに「あまり美味しくない」という記憶としても刻み込まれています。
クリームで作られたバラの花が目には美味しそうなのに、ひとくちごとに胃にズシッとくるバースデーケーキや、冷蔵庫に入れているうちにクリームがボロボロになって結局食べきれずに捨ててしまう引き出物のケーキ…スポンジケーキを色とりどりのフルーツや生クリームでデコレーションしたケーキや、引き出物にバウムクーヘンを見かけるようになったのは、昭和から平成に移り変わる頃だったと思います。

そんなバタークリームのケーキが洗練されて、昭和感を吹き飛ばすオシャレな美味しいケーキになった。とりわけバタークリームが格段に進化した、とここ数年聞くことが増えてきました。

それならば進化したバタークリームケーキを食べたい。

ちょうど都内までの通勤途中にバタークリームケーキで有名なお店がありました。

東横線の学芸大学駅近くにある老舗の洋菓子店「マッターホーン」

仕事帰りに学芸大学駅で下車すると、都心の喧騒よりは庶民的な商店街が広がっていました(が、それでも充分すぎるほどオシャレです)
実は私は30年以上前に、学芸大学駅で下車したことがあります。
学芸大学附属高校を受験し、玉砕したのです(笑)
駅前商店街のことなど全く記憶にありませんが、制服には確かに見覚えがありました。

さて、マッターホーンに着くと老舗だけあってちょっと昭和っぽいのですが、店員さんのエプロンもかわいらしく、たくさんのケーキや焼き菓子で店内は埋めつくされていました。
生クリームのケーキ🍰がとても美味しそうですが、バタークリームケーキのためにわざわざ来たのです。

 

 

 

開業当初から愛されているというチョコクリームでコーティングした「ダミエ」

 

オレンジ🍊の香りが爽やかな「ガトーオランジェ」
バタークリームのロールケーキも買いました。

 

こんな箱に入れてくれます。
生クリームのケーキならば買ったその日のうちに食べないといけませんが、バタークリームケーキは四日間日持ちします。

美味しいバタークリームは、口どけが良くてすっと入るのですね。そしてバターの香りがいい。もちろん、生クリームほどのフレッシュさは無いのですが、それでも昭和の記憶を完全に塗り替えてしまう美味しさがありました。
バタークリームのケーキでこれだけ美味しいのだから、生クリームのケーキはさぞかし…と思わせるケーキでした。
誕生日やクリスマスには生クリームのケーキになると思うので、普段のケーキにちょうどいいかもしれません。
バターが美味しいお店だから、焼き菓子も喜ばれていて、特にバウムクーヘンが評判だそうです。

そして、このマッターホーンというお店は、老舗の洋菓子店というだけでなく、あることで知られるようになりました。

秋篠宮家の眞子さまの婚約内定者、小室圭さんの母親がバイトしているお店だと言われているのです。いっとき、そのことでお店もにぎわっていたようですが。
しかし、その後のさまざまな報道もあり…
今は彼女は出勤していない、と言われています。
まぁ…この婚約内定、いつまで引きずるの？って感じもしますが、とにもかくにもマッターホーンのケーキは美味しいです。