As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

卒園式、終わりました

相変わらず余震を感じつつ、そして緊急地震速報も1日に1度は鳴りますが・・・
先週は長蛇の列だったガソリンスタンドもようやく元に戻りつつあり、テレビも日常に戻ってきたのかなと思いつつも、東京都で水道水に放射線物質が検出、野菜も出荷停止となり、パニックが起きないかと気になっています。
原発の状況は一進一退、その中をまさに命がけで立ち向かってくださっている方々のご無事と、
被災された方々の厳しい状況がまだまだ続く現状に、何もすることができない無力さと、
そんな中も復興に向けて一歩を歩みだしている姿にも、日本の底力、希望を感じます。
 
さて、先週末無事に卒園式が行われました
式の間は余震が起こることもなく、無事に終了しました。
入園式の時とは見違えるようになった子供たちが、一人一人名前を呼ばれて、園長先生から卒園証書をいただきました。そして、卒園の歌を歌いました。もちろん、幼稚園の卒園式といったらコレだ!のロングランヒットの「おもいでのアルバム」が歌われることはありませんでしたが・・・
 
写真撮影、最後のホームルーム、そして解散したあともいつまでも名残惜しく、みんな園庭で思い思いに記念写真を撮っていました。写真屋さんもここぞとばかりにたくさんのスナップを撮ってくださいました。
娘は仲良しの男の子とツーショットで。「制服の第二ボタンが欲しい女子高生か?!」と思っちゃいましたが
 
卒園式、親のほうがもっと派手に泣いてしまうかと思いましたが、妙にテンションがあがったまま終了ー
もしかして、最大の泣き所ではないかと思った懇談会が途中解散になってしまったから?!
いえ、泣きっぱなしよりも最後も笑顔で園の門を離れた方が似合ってるかなと思います。
 
未就園児クラスからの4年間。
思えば、本当にあっという間に過ぎ去ってしまいました。
その間の子どもの成長の大きさに、改めて感じ入ります。
そして、私もあっという間の期間に術後10年の節目を迎えていました。
 
このご時世、待機児童とは対極、定員割れが多い幼稚園。
だからこそ、幼稚園を選択する親には比較的選択の自由がありますので、自分の理想の小さな社会を求めます。そんな中、夫が通った園ということで、近隣に他園もありながら、まったく選択の余地なしという状況でワタクシは幼稚園と向き合うようになったのです。
 
世間のコンセンサスからちょっと離れた独特の内容(夫が通っていた当時とは違う保育になっていました)。
自分ひとりだけ、「そうなのね~」とは思えずに「だから、その根拠はどこにあるのでしょう?科学的なものですか?」と一人突っ込んでいたのは、やはりそれが「自ら選び取った」ものではなかったから?!
園に集まる人の中には「自然育児」志向が転じて西洋医学と距離を持とうとする人がいる一方で、「エビデンスに基づく医療こそ基本よ」と思っている自分、西洋医学無しには自分は生きられなかったのだから。
 
小学校に行ったときに、最初は幼稚園との違いに戸惑うのよ、と卒園生を持つお母さんから言われたり
(他園出身者は、音楽、造形などは小学校にスムーズに移行する内容をやっている)
7歳までは文字や数は教えない、というけれど本人が興味あるからいいじゃん、と文字、数、英語をやったり
園でやってる人形劇を見ながら、人形劇っていったらコレじゃなくて三国志なの(←川本喜八郎さんのね)と1人ココロの中でブツブツ言ったり・・・
 
なんだかここまで書いてきて、卒園したのにすごくネガティヴじゃない?!
 
でも思うのです。
幼稚園や保育園で、主役はやっぱり子どもたち。
主役である娘にとって、この4年間をこの園で過ごせたことは、かけがえのない楽しい時間でした。
私自身、幼稚園の思い出ってそんなに楽しかったかな?子供心に人間関係のシビアさを感じ取った時期でした。でも、娘は毎日いきいきと園に通ってくれました。それが、これからの学校生活に入る上でいちばん大切な土台となってくれると思うのです。
親の視点で園に対して思うことや、職員にとってどういう職場なのか・・・いろいろあるけど、娘にとって大切な場所であるのなら、パパと同じ幼稚園での思い出は、ずっと大切なものにしてあげたいと私は思います。
 
それに私も、なんだかんだ言いながらもいろいろとかかわって来ましたし
もちろん、バイトとはいえ仕事があって良かったなと思ったこともあったけど
 
謝恩会も、打ち上げ会も全て無いままの卒園でしたが、楽しみはまた落ち着いたころに取っておいて。
 
卒園おめでとう 小学校生活も楽しいものでありますように。
 
そして、3年間お弁当を作り続けたワタクシも、よくがんばりましたと自分で自分を誉めましょうね
毎日のお弁当は、6年後までひとまずお預けかな?!
横浜市は、公立中学の給食はありません。よって、公立・私立どちらに進んでも中学からのお弁当は避けられない運命にあるのですよ)