ツレがうつになりまして。

一昨年、料理人として南極に行っていた堺雅人さん（←南極料理人）、今ふたたび大蔵省のエリート官僚としてキムタクと一緒に南極観測船に乗っておりますが（そして料理はドロンズ石本さんの担当・笑）、その堺さんの主演作品です。なんと、将軍家定をやってたときと同じ、宮崎あおいちゃんとの夫婦役再びです。

 

 

ツレがうつになりまして。　監督：佐々部清　主演：宮崎あおい、堺雅人

 

仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレ（堺雅人）が、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子（宮崎あおい）は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが……。

夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちの姿を見つめ直し、共に成長していく夫婦のきずなを描いた感動のラブストーリー。細川貂々のベストセラーコミックエッセイを、『半落ち』の佐々部清が映画化。大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた宮崎あおいと堺雅人が、互いを思いやろうとする主人公夫婦を絶妙なコンビネーションで演じている。シリアスな題材でありながら、ハートウオーミングな感動を与えてくれる一作。

 

この映画に出てくる堺雅人さんと、南極大陸で大蔵省官僚をやってる堺雅人さんのあまりの違いにまずはビックリしてしまいました・・・

うつ病で現れる症状や治療方法・・・産業カウンセラーの養成講座を受けていたころのことを思い出しました。

細かい部分までリアリティがあったと思います。もっとも、企業も社員のメンタルヘルスに取り組むようになってからは、メンタル疾患にかかった場合には即退職ではなく、休職制度を整備しているところが多いかと思いますが・・・

リアリティがあって、時にはシビアな状況であるにも関わらず、この映画は夫婦の絆を描いた心温まる作品になっていたと思います。夫婦として共演が２度目ということもあり、安心して見ていられるのかな・・・

最後のシーンの思わぬ「オチ」もあり、気持ちがほっこりできる作品になっていますよ。

それにしても、宮崎あおいちゃんが妻役をつとめた２つの映画、両方とも「ハル」さんだったんですよね。