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捜査官X

明日はまた大雨になるんでしょうかねぇ・・・
というわけで、今日のレビューに書く映画は、シネコンではやっていなかったので、横浜でも「名画座」の部類に入りましょうか、関内にあるレトロな雰囲気の「横浜シネマリン」にて鑑賞したものです。
レディースデーでなくても、正規料金とられてしまっても見たかったのです。
 
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捜査官X 監督:ピーター・チャン  主演:金城武ドニー・イェン
 
平穏を絵に描いたような山奥の村で、指名手配中の凶悪犯が強盗殺人を犯し、その場に居合わせた製紙職人リウ(ドニー・イェン)と争った末に命を落とす事件が起きる。凶悪犯を退治したリウを住民たちが英雄だと称賛する中、村を訪れた捜査官シュウ(金城武)は精緻(せいち)を極めた現場検証や検死を開始。その結果、リウが正当防衛を装って、故意に凶悪犯たちを殺害したのではないかという疑念を抱くようになる。研ぎ澄まされた推理力と直感、常人の域を超えた博覧強記ぶりを発揮し、徐々に事件の核心に近づいていくシュウは、リウの驚くべき過去を知ってしまう。
 『レッド・クリフ』シリーズの金城武と『イップ・マン』シリーズのドニー・イェンが共演を果たしたアクション・ミステリー。とある村で強盗殺人を起こした犯人たちの変死。その裏に隠された驚愕の事実を突き止める捜査官の姿を追いかけていく。金城が、どこかトボけていながらも冷静沈着で頭脳明晰(めいせき)な捜査官を快演。また、事件の鍵を握るミステリアスな男としてドニー・イェンが登場し、壮絶なカンフー・ファイトも披露する。『ウォーロード/男たちの誓い』のピーター・チャン監督による、ハイスピード・カメラやCGを駆使したトリッキーな映像も見どころだ。
 
もうお分かりですね。ワタクシが金城武目当てで見に行ったことを(笑)
彼の主演映画を見るのは3年ぶり?になりますでしょうか?
この作品の原題は「捜査官X」とは似ても似つかぬタイトルなのですが、おそらく日本で上映した場合には、金城武目当てに来る人が圧倒的多数なので、彼を主役とする邦題になったものと思われます。
実際には、ドニー・イェンのウエイトの方が高いです。
 
捜査官Xなんていうから、探偵ガリレオみたいなバリバリのミステリーを想像していたら、舞台は20世紀始めごろの中国の山奥で、捜査官の推理には、中国伝統の鍼灸の知識がかなり応用されています。
そして、前半は謎解きモードで、後半は一気にお家芸ともいえるカンフー・アクションが炸裂して、まさにアジアンテイストのミステリー・アクションとなっています。
ドニー・イェンをスクリーンで見たのは初めてだったのですが、ストイックな感じで、香港アクション映画には欠かせない俳優さんですね。
 
で、金城さんは今回はカンフー・アクションはしないのですが、ひょうひょうとしているのに、眼力が鋭くて何でも見通してしまって、でもイケメンなのになんだかトボけた感じが憎めなくて・・・やっぱりこの味がいいんですよね。
・・・そうなんだよ、3年前に彼がスクリーンの中で孔明先生やってたときも白い鳩と一緒にこのテイストを醸し出していて、それが良かったんだよね。ワタクシの中ではやっぱり今でも金城武諸葛孔明の公式はそのままのようです。(←って結局結論はそれかよ・笑)