ツナグ
この秋の映画です。これも忘れないうちに書いておかなくては・・・
生きている者が、もう一度だけ会いたいと強く願う、すでに亡くなってしまった者。その再会の機会を設けることができる、“ツナグ”と呼ばれる使者の見習いをする高校生・歩美(松坂桃李)。ガンで逝去した母(八千草薫)と会いたいという高慢な中年男・畠田(遠藤憲一)、けんかをしたまま事故死した親友・御園(大野いと)に尋ねたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)など、さまざまな依頼人の願いをかなえる歩美。だが、死んだ者と生きる者が再び出会ってはいけないのではないか、それで両者は救われるのだろうかと考え……。
第32回吉川英治文学新人賞に輝く、辻村深月の小説を実写化したファンタジー・ドラマ。死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が、さまざまな依頼者の姿を目の当たりにして成長する姿を追う。『王様とボク』などの松坂桃李が主人公の歩美を好演、ツナグの師匠でもある彼の祖母を『わが母の記』の樹木希林が演じ、温かな掛け合いを見せてくれる。人と人のつながり、家族の絆、生死を深く見つめた物語もさることながら、佐藤隆太、桐谷美玲、八千草薫、仲代達矢といった豪華共演陣の顔ぶれも見ものだ。
第32回吉川英治文学新人賞に輝く、辻村深月の小説を実写化したファンタジー・ドラマ。死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が、さまざまな依頼者の姿を目の当たりにして成長する姿を追う。『王様とボク』などの松坂桃李が主人公の歩美を好演、ツナグの師匠でもある彼の祖母を『わが母の記』の樹木希林が演じ、温かな掛け合いを見せてくれる。人と人のつながり、家族の絆、生死を深く見つめた物語もさることながら、佐藤隆太、桐谷美玲、八千草薫、仲代達矢といった豪華共演陣の顔ぶれも見ものだ。
これはもちろん、松坂桃季くんが主演の作品だということで見に行ってきました。
樹木希林さんとの共演というのも意外な組み合わせだなぁと思いました。
生きているものが死者にもう一度会いたいという願い・・・それは現実には叶えられない願いだからこそ、ファンタジーとしていろいろな想像力がはたらいてくるのかな、と思います。
梅ちゃん先生では、一家の主として落ち着いた雰囲気になっていた桃季くんが、今回はまだ高校生。ツナグの見習い役としては、クライエントにたいして決してでしゃばらず控えめに接していますが、人生を背負う役割の重さに思い悩みつつも、成長していく姿に共感がもてました。
そして、今回は桃季くんに死者との再会を願いに来るクライエントたちのそれぞれの思いが体当たりで描かれていて、それがとてもストレートに伝わってきました。特に喧嘩別れしたまま亡くなってしまった女子高生の話、彼氏に本当の自分のことを話せないまま亡くなった女性といざとなったら会うことを躊躇してしまった彼氏・・・夜が明けてもう2度と会うことができなくなってしまった瞬間は本当に切なかったです。
樹木希林さんとの共演というのも意外な組み合わせだなぁと思いました。
生きているものが死者にもう一度会いたいという願い・・・それは現実には叶えられない願いだからこそ、ファンタジーとしていろいろな想像力がはたらいてくるのかな、と思います。
梅ちゃん先生では、一家の主として落ち着いた雰囲気になっていた桃季くんが、今回はまだ高校生。ツナグの見習い役としては、クライエントにたいして決してでしゃばらず控えめに接していますが、人生を背負う役割の重さに思い悩みつつも、成長していく姿に共感がもてました。
そして、今回は桃季くんに死者との再会を願いに来るクライエントたちのそれぞれの思いが体当たりで描かれていて、それがとてもストレートに伝わってきました。特に喧嘩別れしたまま亡くなってしまった女子高生の話、彼氏に本当の自分のことを話せないまま亡くなった女性といざとなったら会うことを躊躇してしまった彼氏・・・夜が明けてもう2度と会うことができなくなってしまった瞬間は本当に切なかったです。
そして、桃季くんの両親が亡くなってしまった理由についても最後に明かされてちょっとほっとしたのですが、彼が自分はツナグに頼んで両親に会うかどうか・・・その決断をした理由もちょっと分かったような気がしました。