As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

退職

ここのところ週末に「中学受験のお疲れさま会」と称した飲み会やランチ会が続いていました
お疲れさまといってもいちばん大変だったのはもちろん受験生本人ですが、塾ママ友だけでなく、学生時代の友人のお子さんたちも受験生だったのでお互い一段落ということで久しぶりの旧交を温めておりました
そして更に横浜のディープスポット、野毛のホルモン焼きの店にて飲み会
およそ女子会には使われない空気の漂うお店で開かれたのが「ワタクシの退職送別会」でした

新卒で入社した会社は病気のこともあり、出産を機に退職という古典的な理由で辞めたのですが、横浜に引っ越してからほどなくして社団法人のバイトを始めました。最初は月1で、その法人が主催する研修の運営スタッフをやっていたのですが、娘が幼稚園に入ってしばらくしたときに当時の事務長さんから電話がかかってきて、事務所内のあるプロジェクトを手伝うようになりました
1年半後にそのプロジェクトが終わったので仕事も終わりかと思ったら、事務所内の別の仕事を手伝って欲しいと引き留められたのです。週に2回位のバイトで、常勤の職員さんでは手が回らないけど事務所にとって必要な業務をして欲しいとのことでした。曜日も時間も大変融通が利き、幼稚園や学校の用事や通院も無理なくこなせたので条件的にはありがたかったです

しかし、その事務長さんも任期満了で退任され、体制は変わっていきました。事務所内の雰囲気は正直あまり良いものではなく、週2のバイトだから耐えられたけど常勤だったらムリだったと思います事務所が立ち上がった時から勤めている職員2名以外、新しく常勤職員を雇ってもみんな続かずに辞めてしまうのです。1年持てば長いと思ったものでした。
また部署長にあたる上役、つまり直属の上司は任期制で終わると次の方に代わるのですが、昨年の春に着任した新しい上司が…もう大変だったのでした
「それ、先週も説明しましたよね」なんてことは日常茶飯事で、ところがそれを忘れているので話がいっこうに進まなかったり、他の部署に伝えると言った事項が全く伝わらなかったり…おまけに事務所内全体がギスギスしているから、常に誰かが不機嫌だったり…
もう何度「きぃぃ辞めてやるー」心の中で叫んだか分かりません。それでも週2回、繁忙期には週4回のバイトを続けたのは、私が辞めたらこの業務を誰が代わりにやるのだろう?と思ったのと、上司も困ることが見えていたのと、バイトをすることで社会人をしていることの実感を保つためでした。忍耐力も付いたと思います(笑)

でも、いつまでこの仕事をしているんだろう?という思いもあり、昨年から密かに履歴書を書いたりしていました。そして運良く内定をいただくことができました。常勤ではありませんが、これまでのバイトより仕事量ははるかに多くなるし、何より自分がかつて学んだことのスキルが活かせる分野でした。正式に4月からの勤務で内定通知書をいただいたので上司に退職の意向を伝えた時にはいなくなったら困ると言われたのですが、大人の対応を心がけました。そして3月まではバイト先で引き継ぎ書類を作ったりの仕事をしていたのです。

最終勤務日には、仕事が終わったら個人的に送別会をしようと先代の上司が企画してくれ、現在の上司も一緒に行くことになりました。常勤職員ではないので、事務所としての送別会は無かったですが、個人的な心遣いをいただいたのは嬉しかったです。そういえば、最初に勤めた製薬会社を退職したときは切迫流産でいきなりドクターストップがかかり、引き継ぎも何もなく会社から消えることになってしまったのですから…
バイトの身分では挨拶回り等もしなくて良かったので、上司が挨拶してきなさいと言った数名の上役にだけは退職の挨拶をしたのですが、古株職員は事務所内の立場は上ではなかったので挨拶対象にはなりませんでした。大人げないけど、頭下げずに済んで良かったと思ってしまった…そしてもう会わないで済むと思うとホッとしてしまう自分がいます。

そして話は冒頭の野毛のホルモン焼きに戻るのですが、新鮮なホルモンはロースやカルビと何ら遜色なく美味しかったのでした。仕事については、私がいなくなった後フォローしてくれる人の目処がついたようです。これで残りの時間は4月からの仕事の準備もできそうです。
これまで良く頑張ったわと自分を褒めてあげると同時に、お世話になった方々には感謝申しあげます。