As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

6度目のアドベンチャーワールド! その1

旅からは2日の夕方に戻ってきました
週末からは平常運転に戻っています。
では、前回の旅の記事の続きです。

いつもながらのことですが、大阪からもそこそこ距離がある南紀白浜まで行く理由は、もちろんアドベンチャーワールドでパンダを見るため
上野動物園の年パス買ってシャンシャンを何回見に行っているんだ、パンダはもうお腹いっぱいじゃないのか?と言われそうですが…
シャンシャンの成長ばかりがテレビで流れている中、昨年夏にアドベンチャーワールドで赤ちゃんパンダがまた生まれたこと、その子がこれまでに日本で生まれた赤ちゃんの中でもっとも体重が少ない75gしかなく、最初は母乳も自力で飲めずにスタッフによる懸命なサポートが続いたこと、そしてお母さんパンダとスタッフのタッグが実って無事に成長していることを、特に東日本では知っている人が少ないのではないかと思います。
が、もちろん「日本国内で飼育されているパンダは全て見ている」ことをモットーとしているワタクシは、お名前公募にももちろん応募し(そして毎度採用されない💧)、この子に会うための計画を立てていました。

昨年と同様、元日のアドベンチャーワールドは多くの人が開園時間を待っていました。

開園と同時にまず向かったのが「パンダラブ🐼」
上野動物園と違って、ガラス越しではなく思う存分パンダを見られます。

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運動場には「2019」の形の氷が用意され、1頭のパンダがその周りをうろうろしていました。
2歳になった結浜(ユイヒン)ちゃんです。

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私は最初、結浜より上の双子のお姉さんのどちらかかと思っていましたが、前回の訪問から1年たち、結浜は元気に大きくなっていました。外でたくさん遊ぶからすっかり茶パンになってます。

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パンダラブの部屋の中には、双子のお姉さまパンダがいます。
4歳の桜浜🌸(オウヒン)桃浜🍑(トウヒン)こと、桜桃姉妹です。上の写真が桜浜、下の写真が桃浜です🐼

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この子たちが赤ちゃんのとき、シャンシャン一般公開時よりも小さい頃に会いに行っていますが、今ではおとなと同じ大きさです。お嫁入りのために中国🇨🇳に呼び戻されてしまう日も近いかもしれません。

赤ちゃんパンダがいるのは「パンダラブ🐼」より奥まったところにある「ブリーディングセンター」です。
さすがにお正月、赤ちゃんパンダの観覧には45分程の行列ができていました。この日最高の待ち時間は70分程でしたが、私たちの後ろにいたご夫婦は「白浜でこんなに並ぶのだから、上野動物園が凄まじいのも分かるわねぇ」と言っていました。

さて、ゆっくりご覧いただきましょう。
(実際、並んでもシャンシャンよりゆっくり見られます)

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2018年8月14日生まれの女の子、彩浜(サイヒン)ちゃんです。パンダファミリーの末娘です。
75gで生まれましたが、今日の体重は6,960gです。まさに、ぬいぐるみサイズなのです。

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歩くのもすっかり上手になり、木の遊具に登って遊んでいました。
どのパンダもそうですが、このサイズのパンダの癒し力は特に半端なく、わざわざ南紀白浜まで来る価値があります
お顔を見ると、シャンシャンとはやはり少し違います。両親が違いますから、DNAの違いですね(笑)

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午前中は活発に動いていた彩浜ちゃんですが、午後にもう一度見てみるとぐっすりお昼寝。これぞぬいぐるみです🐼

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ブリーディングセンターの室内でお食事中なのが、ゴッドマザーの良浜(ラウヒン)です。彩浜ちゃんは実に9番目の子どもです。今回は親子別々に展示されていましたが、もちろんそれ以外の時間はママと彩浜ちゃんは一瞬です。ママも展示時間は別々にいることでゆっくり食事をしたり睡眠を取ることができます。

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庭にいるのがビッグダディの永明(エイメイ)です。誕生日にもらった「マイ椅子💺」に座って食事です。遊び用の麻袋もあります。

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ブリーディングセンターには、これまでアドベンチャーワールドで生まれたパンダたちのパネルも展示してありました。

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永明の先妻は梅梅(メイメイ)といい、中国で別の雄と交配し、妊婦の時に来日して良浜を出産します。その後、永明と梅梅との間には、雄浜、隆浜・秋浜(双子)、幸浜、愛浜・明浜(双子)の6頭が生まれ、2008年に梅梅は亡くなりました。

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そして良浜が後妻となり(人間では倫理的に不可能?!)、梅浜・永浜(双子)、海浜・陽浜(双子)、優浜、桜浜・桃浜(双子)、結浜、彩浜の9頭が誕生したのです!アドベンチャーワールドで誕生したパンダは合計16頭、良浜以外の父親は全て永明、彼がいかにビッグダディなのかお分かりかと思います。永明は人間の年齢に換算したらもう80歳?!の高齢なので、まだまだ元気そうには見えますが、天皇と同じように譲位して余生を過ごしていただきたく思えてきます…

またもやパンダファミリーのことだけで長大になってしまったので、続きは次に書きますね。