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「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

三国志展

ここ数日、少しだけ暑さが収まってきました。
このまま収まっていただきたいものです。

さて、タイトルの展覧会ですが、昨日の「歴史秘話ヒストリア」でもやっていましたね。私も国立博物館でオープンしてから割りとすぐに見に行ったクチです。
そして、展示物は全て撮影OKという嬉しい展覧会でした。

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入るといきなり横山光輝さんのマンガの原画があったり、ゲームキャラが登場したりするのですが、この展覧会は「リアル三国志
マンガやゲームでお馴染みのストーリーは、実際のその時代から1000年以上も経った明時代に作られたエンターテイメント小説で、史実7割、虚構3割と言われています。この展覧会では、実際の三国志時代に出土したものを中心とした展示になっていました。

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こちらは当時の食器だったり、

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建造物のミニチュアだったりします。
この時代の日本は弥生時代であり、邪馬台国の女王卑弥呼の記述があるのが、三国が完全に別れた後の魏の3代目あたりの皇帝の時代の頃です。
(「魏志倭人伝」とは、「正史三国志」の魏の国についての歴史書の外伝みたいなものです)
当時の中国がいかに軍事的にも文化的にも成熟していたのかが見てとれます。

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そして、当時使用されていた武器。
日本の戦国時代レベルの戦いをしていたものと想像できます。矢を連続して打ったり、砲丸のような大きな玉を遠くまで跳ばす装置があったり、かなり進んでいます。軍事力だけではなく、それぞれの国で君主がどんなタイプのリーダーで、臣下とどのような関係を築いたのか、どんな能力に長けた人材がどんな貢献をしたのか…そのあたりが現在のビジネスマンの戦略にも通じるのか、たびたび三国志特集は組まれているし、本家中国よりも日本人を惹き付けています。少年の頃からマンガやゲームで親しんでいるのも大きいです。
ちなみに会場は平日ということもあってか半数くらいは女性で、歴女の多さも感じました。
古くは、孔明先生をめぐるBL小説(今みたいに「おっさんずラブ」が流行ったりするずっと前の時代)もありましたから…

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当時の出土品の最大級の目玉は「曹操高陵」
エジプトのツタンカーメン並みにロマンがあります。
曹操高陵が発見されて10年近く、いろいろな出土品により、ホントの曹操の墓だということがわかってきました。

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これが、出土した札です。

でも、個人的にはどんな出土品より感動したのは、

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飯田の川本喜八郎人形美術館から出張された、人形たちでしょうか。渋谷ヒカリエでもレプリカは見ることができますが…

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もちろん、登場人物みんなを展示はできないので、よりすぐりになります。孔明先生が出てきたら、その孔明先生を「三顧の礼」で迎えた劉備も当然出てきます。

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そして、曹操も出てきました。

さて、上野の東京国立博物館に行って、博物館だけではもちろん帰りません❗

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シャンシャンは小庭をお散歩してから、

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ゆっくりお食事をしていました。