As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドイツのボードゲーム

今日はつくばまでドライブ。つくばには私の高校時代からの友人がいるのですが、1月半ばに彼女に2番目の赤ちゃんが産まれたので、会いに行くことに。
お姉ちゃんはもうすぐ4歳、今度産まれたのは男の子です。「ヨウヘイ」くんといいます。
産まれてから1ヶ月ちょっとの赤ちゃんって、まだほやほやなんです。娘を毎日見ていると気がつかないのですが、「あんなころがあったんだな~」って懐かしく思い出しました。
友人に抱かれたヨウヘイくんは、おっぱいを飲む時以外はずっとすやすやと寝ていて、娘が押し車でガラガラ音を立てても私たちの喋り声にも動じません。早くも大物ぶりを感じさせてくれました。

さて、友人が取り寄せてくれたサンドイッチ(とても美味しかったです)とチャイのお昼を食べ終わりまったりしていると、だんなさんが「趣味の部屋」へと消えていき、1つの箱を持ってきました。
だんなさんの趣味はボードゲームなのです。昔「人生ゲーム」とか家族でやりませんでしたか?
ドイツはこのようなボードゲームがとてもさかんなところで、友人のだんなさんはいろいろなゲームに詳しく、集めています。「趣味の部屋」にはこれまでに収集したたくさんのゲームが積み重ねられていました。
今日のゲームは「女と男」(日本語訳はこうだったと思います)男女2人ずつの4人でやるのが一番理想的なゲームです。
参加者には、解答用紙と鉛筆が配られ、場の中央にカードを積み重ねます。そのカードの山からだんなさんが1枚ひいて、かかれている質問を読みます。その質問の答えを各自5つ書き出すのです。
質問の内容は、例えば「20世紀に生きた代表的な女性は?」(←回答例 マリリン・モンローサッチャー首相、エリザベス女王、などなど)「新婚旅行で行きたいところは?」(←ハワイ、北海道、イタリアなど)各自回答は違ってくると思います。そしてこの回答の時のポイントは「このゲーム参加メンバーが考えそうな答え」から順に書いていくということです。そうそう、質問カードはすべてだんなさんが引きましたが、これはすべてドイツ語でかかれているため、解読できるのは彼だけだったからです。

そして、回答が終わると各自自分の答えを読み上げていき、ポイントをつけます。
このときの計算方法が、「参加メンバーのより多くの人が共通して答えた回答」のポイントが高くなるようになってます。つまり、最初の質問だったら、メンバー4人ともが「サッチャー」と答えれば高ポイントとなるし、逆に自分だけが思い浮かんだ答えだと低くなります。
このような質問に対する答えを10問繰り返し、合計点が高い人が勝ちです。

このゲームの面白いところは、参加するメンバーやグループによって、質問に対する答えかたの傾向が異なってくることです。だから考え方や嗜好性がバラバラな男女混合グループが一番面白い結果になるのです。(でも、同じような趣味の人間ばかり、特に同性が集まるとみんなの答えが一致してしまい、得点の差が出にくくなるそうです。)今回も、みんな答えがバラバラになってしまったり、4人中3人までが同じ答えなのに1人だけ違うことを言ってたり、みんなの趣味がいろいろでワイワイやりながらのゲームとなりました。だんなさんは、ぜひ男女が混合で集まった時にはこのゲームをしたいとプランしていたそうです。とても楽しい時間をありがとうございました。

ボードやカード、プラスチックの小さな駒を使ったゲームは、子供のころ夢中になってやった記憶があります。でもいつしか、ゲームといえば画面に向かって一人でコントローラーを握り締めるようになってしまいました。あるいはゲームセンターでしょうか。
みんなでワイワイ言いながらやるゲームは、子供のころの家族の光景を思い出しました。
日本でもテレビゲーム以外のもっと面白いゲームが発売されて欲しいな、と思います。

そういえば、夫が帰るときに「趣味の時間ってやっぱり大切だよなあ。いずれは趣味の部屋を持とう。」と意味深に言い出しました。模型の部屋が欲しいのか・・・??