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厚生年金の一時金

先日、勤めていた会社の封筒が届きました。
「辞めてもう2年も経つのに何の用事だろう?」と思って開けてみると企業年金基金からのお知らせでした。私は6年4ヶ月在籍しています(うち病気休職が4ヶ月)ので、その分だけ厚生年金を受け取る資格があるんですよね。忘れてましたけど・・・

お知らせによると、
これまでは会社内の企業年金基金が「厚生年金」の支給を国に代わってすべてやっていたのですが、この業務の「代行返上」が国に認められ、昨年から新しい企業年金基金がスタートしたのだそうです。
新しい制度では、いずれ支給される厚生年金のうち、これまで国に代わって支給されていた「老齢厚生年金」はしかるべき年齢になった時に国から支給されますが、「上乗せ部分」(これは各企業ごとに異なる金額)のみが会社の企業年金基金から支給されるので、ここから支給される金額が非常に少ない金額になっている、と書かれてありました。

そこで、この「上乗せ部分」の年金について、社の企業年金基金では2つの方法で受け取ることができるので、選択してくださいという案内でした。

1つめは、60歳になる前に案内が来て、終身年金という形で受け取ります。私が厚生年金に加入していた年数から、この場合は1ヶ月当たり6000円台の金額が支給されます。
2つめは、選択一時金という形で欲しい時に一括で受け取る方法です。この場合の額は80万円弱になります。

さて、どうしようということで、私は夫とも話し合った結果2つ目の方法を選びました。
理由としては、

・終身年金で受け取ると、支給開始は30年以上先になる。その時まで果たして企業年金基金がきちんと存続しているのか今のご時世怪しいものだ。
・終身年金で受け取れるのは60歳をずっと超えてからになる。あまり考えたくないけどその時に生きている保障は100%ではないこと。
・終身年金で受け取る場合、今後住所変更などをしたら会社に申し出ないといけないが、60歳になるまでそんなことをきちんと覚えていられない。
・今現在私は夫の扶養家族になっているが、今後扶養を抜けて収入を得る可能性もある。そうなるとまた年金を納めることになるので、これまで勤めていた会社の分とごちゃごちゃになってしまう。選択一時金という形で以前の会社からの支給金はけりをつけてしまいたい。

お知らせには「非常に少ない額の年金」と書かれていましたが、私には一時金として80万円弱というのはとても魅力的な金額に感じました。確かに冷静になってみると、普通厚生年金を老齢になって支給される場合には、1か月分の収入に相当する額を月額受け取れないといけないわけで、その点では「非常に少ない額」なのですが・・・

ということで、支給される一時金は乳房再建の費用にでもあてようかと思います。それでおつりもくるしね。