As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

面疔(めんちょう)をあなどってはいけない

面疔(めんちょう)とは、顔にできるおできのことです。

実は私もつい最近聞いたのですが、昔から面疔(めんちょう)は大変な病気だ、特に顔の中心部にできるできものはよくない、と言い伝えられてきたそうです。

ここに引っ越してきた当日、夫は額の真ん中におできを発見しました。

にきびみたいなもので、よくあるおできだろうとあまり気にしていませんでした。
ところが・・・このおできどんどん大きくなってくるのです。強く押したりしないと痛みもないというので、夫は気にせずに荷解き作業を続けていました。手伝いに来てくれた母や私が休んだ方がいいのではと言っても全く聞く耳を持ちません。
しかしその間にもおできは大きくなり、ついに眼の周りまでが腫れてきました。なんだかキツネ目になってきて、人相までが変わってきたのです。
さすがの夫も不審に思い、ネットで調べると、どうやらこれは面疔(めんちょう)ではないかと思い当たったそうです。

3連休が過ぎ、13日から出勤する予定でしたが、この日の朝になるともはや目は開いていませんでした。
なんだかただごとではなさそうなので、とりあえず一番近くにあった総合病院の皮膚科に行きました。
通常は紹介状がないと行けない病院ですが、受付でも夫の顔を見るなり通してくれたようです。
おできは膿がたまっていて、切開して膿を出さなくてはいけなくなりました。
局所麻酔で切開しましたが、すぐに麻酔が切れてくるし、まさに「頭を彫られている」感触だったようです。麻酔が切れるととにかく痛い、検査室に行ってくださいといわれてももうろうとして行けない状態だったそうです。
そして病院が終わったら出勤なんてとんでもなく、翌日も処置のため休み、その翌日はもともと休みの日だったので、3連休は6連休になりました。

今はもう夫のおできは小さな穴になり、小さなバンソウコウだけになりましたが、いやはやおできを甘く見ては行けません。昔の人の知恵は本当でした。
でも夫が寝ていたのは手術から数時間だけでしたけどね。