As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ハマッコジャズクラブ

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ディズニーシーの翌日の午後はパシフィコ横浜で「ハマッコジャズクラブ」のコンサートでした。


日本を代表するジャズトランペッター日野皓正クインテット大隅寿男トリオ、期待の若手女性トランペッター市原ひかりによる演奏、および横浜市内の小中学生とのコラボレーション(ワークショップ)です。ちょっとジャズを知ってる人なら日野皓正の名前を聞いて驚嘆するそうですが(夫が今日同僚の先生方に聞いたらみんな知っていた)、悲しいかな私は当日まで彼のことは知りませんでした。

このコンサートは中外製薬が協賛している「がん患者会支援コンサート(がんチャリ)」でもあったのです。入場料売り上げの一部は参加するがん患者会に寄付されます。で、参加する患者会は会場ロビーにブースを出展し、寄付を受けられます。参加できる患者会は活動内容などから信頼できる患者会となりますが、VOL-Netも参加しました(VOL-Netががんチャリに参加するのは3度目です)

今回会場が地元横浜と近いこと、小中学生も出るので娘の入場が可能なこと、ブースに使う荷物の運搬に夫も車で協力してくれることから私も出席することにしました。一応スタッフになるのでチケットは招待券でいただきます。

会場にはがん患者会がたくさん来ていました。やはり乳がん患者会のブースがいくつもあって目立ちます。ブース展示は開場から開演までと休憩時間、終演後人がいなくなるまでです。

そして入場開始ー
小中学生が出るとあって、観客の多くは保護者でした。子供の舞台を見に来たらいきなりがん患者会がブースを出しているーなんだこりゃあ、だったに相違ありません。みんなブースに近寄ることもなくさっさと席についてしまいました。
まあ、予想されたことでしたが「がん患者のためのイベント」などではブースを出すとそれなりに人が来てくれますが、完全に一般の人が相手となると「がんなんて他人事」になってしまうらしく、そんなものです。

そしてコンサートが開演しました。
司会のアナウンサーより「がんチャリ」の説明があり、また大隅寿男さんは悪性リンパ腫を克服されたとの話がありました。大隅さんは治療のことを思い出し、涙ぐんでいました。そんなこともあり、休憩時間と終演後には数人の方がブースに来てくださり、また観客の方々が「がん患者会」というものの存在が少しだけでも記憶に留めてもらえれば幸いです。

コンサートは、日野皓正さんのトランペットがとにかくすごかったです!市原ひかりさんも女性らしい響きでした。大隅さんのドラムやサックス、ピアノの響きなど学生時代にジャズ研のライブを聞きに行ったことを思い出しました。日野さんとクインテットの演奏は前衛的でちょっと難しかったです。
日野さんが校長を務める「世田谷ドリームジャズバンド」(中学生)や横浜市内の小学生や中学校の吹奏楽部とのコラボレーションも、生徒たちはよくがんばったと思います。日野さんがコンサートの最後に「恥ずかしがらないで大きな音を出してください。音を愛して、音楽を愛してください」とおっしゃっていたのが印象的でした。

午前中の部活の後会場に来てくれた夫と一緒に娘もラッパだ太鼓だと言って演奏中は騒がずに聞いていました(途中は寝てました)が、私は

産後初めて「しまじろう」以外のコンサートに行けた


というだけで満足でございましたよ♪

そして終わったあとクイーンズスクエアにある「一風堂」でラーメンを食べて帰りました。ああ、出歩き過ぎた週末だったです。ちょっと反省。

追伸 今日の朝日新聞神奈川版に昨日のコンサートが出ていました。「”世界の日野”と小中学生競演」というタイトルの囲み記事でしたが、そこには「がん患者会」の「が」の字も出ていませんでした!
そりゃ、小中学生とのコラボが一番の見どころで、がん患者会はメインの目的じゃなかったけど、一行くらいがんチャリであることに触れてもいーんでないかいっ?!ブツブツ・・・