As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

デートムービーについて考察する

ミクシィのトップページを見たら「『レッドクリフ』、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を抜いて堂々1位!
女性鑑賞率48%、この秋最強のデートムービー」という見出しが出ていました。
デートムービーって言ったらフツウは『インディ』の方じゃないの?」と思っていたのですが…

フォーカシングの勉強会の後、お昼をワールドポーターズのフードコートで食べることが多いのですが、今日もいつものように食べていると隣から、
孔明が…」
という声が聞こえてきました。
学生とおぼしきカップルがお昼を食べています。思いっきり明るい茶色のウェーブのかかった髪の彼女がポツリポツリと質問をすると、彼氏が一生懸命言葉を選びながら、マニアックにならないよう分かりやすく解説していました。彼女はどうみても初心者でしょう。単にキャスティングだけでなく、時代背景にも興味を持っているようです。ワールドポーターズにはワーナーマイカルシネマズがありますから、見てきたばかりなのでしょう。

ちゃんとデートムービーになってるよ…!

というわけで、私のこれまでのデートムービー!?を振り返ってみました。

(友人と見たり1人で見た映画は除きます)

記憶をたどっていくと、まだ学生で夫と付き合っていたころに見た「もののけ姫」だったのではないかと思います(違ってたらごめん)。で、ジブリはわりあいに好きだったので「千と千尋の神隠し」は長蛇の列を並んで鑑賞、その後私には一大「オオトリさまブーム」が到来します。今もこのブログのプロフィール画像、我が家の巨大オオトリさまですから。その後は今夏のポニョに行き着いています。
ハウルの時は、ちょうど臨月だったので行っていません)

そういえば義弟夫婦は「スター・ウォーズ」の大ファンだし、インディにハリー・ポッターパイレーツ・オブ・カリビアンと「王道モノ」を制覇しています。
姪っ子を義母に預けてよく見に行っていたようです。

ところが私たちときたら「ハリー・ポッターと賢者の石」を見に行って「どこが面白いのか分からない」という他から見たらボコボコにされそうな感想しか持てず、以降「ハリウッドの大作」にはあまり手を出していません。今年のインディもDVD借りてみる?って感じです。

お恥ずかしながら、スター・ウォーズを見たことがないありさまです。


昨夏義実家に着いた私に義母が「とにかく見なさい」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDをセットしてテレビの前に私を座らせたのだけど、途中で睡魔が襲ってくる有り様…orz
ジャック・スパロウ船長」の名前だけは頭の中にちゃんとインプットされましたが。その後末の義弟がネットで釣ってきたという「ALWAYS 三丁目の夕日」「そうそう、こっちの方が趣味なのよ」と夫と見入ってしまいました。

ハリウッド大作といえばあの「タイタニック

これは夫は興味ゼロ、私は「こんな長い映画、絶対に途中でトイレに行きたくなるに決まっている」という理由でパス。社会人になってから 「スクリーン前で涙飛ばした」ほど感動したという先輩からVHS(まだDVDはなかった時代ですね)を借りて夫と鑑賞しました。ジャックが力尽きて冷たい海に沈んでしまうあのシーン、涙の出ない夫が「なーんだ」と振り向いたら私がボロボロ泣いていたそうです。

映画に関してはかなり世間とズレている私たちがしばしば足を運んだのが「Bunkamura ル・シネマ」です。あそこでしか上映されないような作品をよく見ました。中でも印象に残っているのは、チャン・ツィイー主演の「初恋のきた道」と、史上初のブータン映画「ザ・カップ」です。特にザ・カップチベット仏教の寺院で厳しい修行生活を送る小僧さんたちの「サッカーワールドカップ」へのあこがれが微笑ましかったです。

他には、ひたすら笑った「少林サッカー」や、内容はイマイチしょぼかったけどエンヤの曲がいっぱい聞けたし竹野内豊だったからそれでOKの「冷静と情熱のあいだ」、そしてクリスマスを目前になんとも言えない気持ちにさせられた「戦場のピアニスト」があります。

しばらく映画館から離れた後、去年あたりから再びスクリーンで鑑賞できるようになったのはうれしいことです。やはり家のテレビで見るのとは違うかな~と。

そうしたら夫が
「でも、初めての映画デートが『おくりびと』だったらイヤだよな」
とぼそりと言ったので、思わず吹き出しました。
たとえ本木くんのファンでも!?しんみり系の作品はお互いの呼吸が合ってから見る方がいいかもですね。

最後にレッドクリフに関して言えば、私は145分間隣の夫のことは「アウト オブ 眼中」でした♪