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カールじいさんの空飛ぶ家

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今年最初のスクリーンでの鑑賞は、娘を連れて行きました。子供でも楽しめる作品のせいか、親子連れも多かったです。

そして、初の3D映画鑑賞でした。


カールじいさんの空飛ぶ家 監督:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン


いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。
『モンスターズ・インク』のピート・ドクターと『ファインディング・ニモ』の脚本家ボブ・ピーターソンが共同で監督を務める3Dアニメ。冒険家への夢をあきらめ切れずにいる78歳の老人に、驚きの出来事が巻き起こる冒険ロード・ムービー。カールじいさんの声を『アパッチ砦・ブロンクス』のエドワード・アズナーが、カールの相棒となる少年ラッセルの声を新人のジョーダン・ナガイが担当する。ピクサー初となる3Dデジタルでの作品に期待が高まる。

この作品、最初の10分がすべてを決めていると思います。
冒険家に憧れるカール少年がエリーと出会って、そして結婚してやがて共に年をとり、最愛の妻が亡くなるまでを一気に見せてしまうのです。その中でカールのセリフはほとんど入らないのですが、それだけに画面から伝わってくる夫婦の暖かさにジーンときてしまいます。

妻を亡くし、家の周りは再開発地域になってしまい、立ち退きをほのめかせられる中、それでも妻と共に過ごした家に住み続ける、いわゆる偏屈な老人となったカールが、ある事件をキッカケに、これまたひょんなきっかけで知り合ったラッセル少年と「空飛ぶ家」で冒険に旅立ってからは、子どもでもドキドキするような活劇が待っています。少年との心の通い合い、エリーの思いなどなど…エリーの「わたしの冒険ブック」は新しいページが加わっていくのです。

大人だけでも、家族みんなでも、すべての年代の人が暖かい気持ちになれる作品です。


そして、初3Dですが。
予告映画では3D効果バリバリなモノが多かったのですが、本編が始まってみると「3Dのおかげでまぁ奥行きが深く出たかな」と思える程度のモノだったので、無理して差額払って3Dにしなくてもいいと思いました。