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「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

人体 ―神秘への挑戦―

九州と四国は梅雨入り☔しましたが、関東の週末は夏空でしたので、梅雨入り発表はもう少し先になりそうです。

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さて、こちらも見てからずいぶん時間が経ってしまいました。
上野の国立科学博物館で開催されている特別展「人体 ―神秘への挑戦―」です。
休日の科学博物館はパンダ🐼並みの混雑で入場するのに整理券が必要で、この日はとてもじゃないけどパンダとの両立は無理でした。
天気も良くなかった日なので、整理券の時間が来るまでの間は常設展の恐竜を見ていました。

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常設展には解説をしてくださるボランティアさんがたくさんいて、恐竜と哺乳類の骨盤の違いについての話は初耳で、恐竜少年でなくても大変勉強になりました。
その後、本命の人体展だったのですが、整理券方式でも劇混みで初詣状態でした。ゆっくりゆっくり進むしかないので時間もかかるし疲れましたが、ひとつひとつをゆっくりと見ることができました。

前半は、人体構造を知るまでの歴史。今では研究現場で当たり前のように行われている解剖も、学術的に必要と認められてできるようになるまでには長い時間がかかりました。また、解剖ができても保存技術や画像の記録記録の無い時代には、得られた知識をどのように記録し普及させていくのかという点でさまざまな工夫がありました。精巧な臓器の模型や、紙製の人体模型「キンストレーキ」などがありますが、幕末頃に日本に入ってきたキンストレーキのうち現存しているものはごくわずかです。

そしていよいよ人体の各部分の展示です。最大の目玉は「ヒトの臓器」の展示ですが、これは苦手な人もいるので見るか見ないか選ぶことができます。それから、それぞれの臓器の進化における変化についても展示してありました。
正直、これまでにも人体をテーマとした展覧会には行っていますので臓器ごとの展示には目新しさは感じなかったのですが、人体研究の歴史や顕微鏡の発達(現存する古い顕微鏡や最新式の顕微鏡の展示)の方が興味深かったです。

ここまでの展示は撮影禁止でしたが、おまけの第2部が撮影OKでした。
ノーベル賞山中伸弥先生が出演している昨年からのNHKスペシャル「人体」や、ブラタモリで人体特集をやった時に使われた展示物が出てきました。

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レゴで作ったタモリさんのカラダの中。
展覧会は6/17までなので、見たい方はお急ぎください。