As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

プーと大人になった僕

今日の関東は寒さが緩んだ晴天でしたが、明日から寒波襲来らしいのでビクビクしています。そして相変わらずの映画レビューです。


成長してロンドンで多忙な生活を送るクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は、妻子と故郷で過ごすはずだった週末まで仕事でつぶれてしまう。そんなとき、少年時代の親友プーが彼の前に現れ、一緒に森の仲間たちを捜してほしいとロビンに頼む。思い出の“100エーカーの森”を訪ねたロビンは、プーやティガーらとの再会を喜ぶ。
世界的な人気キャラクター「くまのプーさん」を初めて実写映画化した友情ドラマ。妻と娘と共にロンドンで暮らす主人公が、幼いころの大親友であるプーさんと再会したことから始まる物語を描く。『ムーラン・ルージュ』や『スター・ウォーズ』シリーズなどのユアン・マクレガーが主人公を演じ、ドラマ「エージェント・カーター」シリーズなどのペギー・カーター役で知られるヘイリー・アトウェルらが共演。『ネバーランド』『007/慰めの報酬』などのマーク・フォースターが監督を務める。

原題は「Christopher Robin
プーさんと一緒に100エーカーの森で子ども時代を過ごした主人公の名前ですが、おそらく日本人が彼の名前を聞いてもすぐには「くまのプーさん」と結びつかないから邦題はちょっと変えたのかもしれません。
(私もプーさんと常に一緒にいるのは羽生結弦だと勘違いしていましたから…)

クリストファー・ロビンがプーさんと別れた後の人生って、当時のイギリスの中産階級に生まれた子弟の典型的な歩みなのですが、結構過酷なんですよね。親元を離れての寄宿学校、戦争体験、そして社畜と化したサラリーマン人生…気付いたら彼の記憶からプーさんがいなくなってしまうのも致し方無いことでしょう。そして、仕事もプライベートもどうにもこうにも「詰んだ」ところにいきなりプーさんが現れるのです。

プーさんがあまりにもよたってくたっているのは、クリストファー・ロビンと別れてからの時の流れを物語っています。でも、ずーっと100エーカーの森にいるプーさんにとっては、ハチミツ🍯と風船🎈がいちばん大切なモノ。クリストファー・ロビンがイラっとするのもよく分かります(笑)そしてプーさんとクリストファー・ロビンの冒険物語が再び幕を開け、彼は子どもの時の心を再び取り戻し、仕事も家庭もすべては上手くおさまりめでたしめでたし、というなんとも都合の良い結末になるのですが、これはおとぎ話ですから予定通りのこと。みんながハッピーになれる物語です。

BGMのくまのプーさんを聞きながら、もう何年もディズニーランドに行っていない(シーにばかり行っている)ので、久しぶりにプーさんのハニーハントに乗りたいなぁと思いました。