As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

英語の教材サンプル

家には何枚か「幼児用英語教材のサンプルDVD」があります。
大手メーカーのものは、ベネッセの雑誌に「サンプル請求ハガキ」がついていまして、そのハガキをだしました。私は娘に幼児用英語教材(これ、一式買うと10万円以上します)を買い求めるつもりはなく、夫もその考えなのですが、「サンプルのDVDだけでももらっておくとなかなか楽しいよ」という情報を聞いて「タダでもらえるなら」ともらってしまいました。娘の反応はなかなかいいので、それはそれで重宝していますが、やはり購入するまでの意思はありません。
案の定、というか当然ですがそのメーカーから電話がかかってきましたが、「DVDの感想はいかがでしたか?」と聞かれて感想を述べた後、購入する意思はない旨を告げました。その後そのメーカーからは電話はかかってきません。

ところが、3週間ほど前、別の英語教材メーカーから電話がかかってきました。私がサンプル請求ハガキを出したわけではありません。
「お嬢さん用のサンプルDVDをお送りします」というので、最初はその場でお断りしようとしたのですが、「こちらのご住所でよろしいのですね?」となんと我が家の住所を言ってきたのです。
「お母様、決して不審に思わないでください。サンプルをお送りしたからといって教材を買っていただきたいわけではありません。ただ、教材が届いた後でご感想だけお聞かせください」と電話口の女性は必死で「販売を押し付けるわけではない」ことや「教材のメリット」をしゃべってきました。私もその時は「既に先方は住所を知っているのだし、感想を聞かれたら買う気はないと断ればよいのだから、タダでもらえるサンプルだけもらおう」と思いサンプルを送ってもらうことを同意してしまいました。

数日後、サンプルのDVDが届きました。どの会社の教材も似たり寄ったりなので私はあまり真剣にはその教材を見ていませんでした。
そのメーカーからさっそく電話がかかってきたのですが、ちょうど娘がぐずっていたりして「今お嬢さん泣いていますからまた後でかけなおします」と言われたり、外出から戻ってくると留守電が入っていたりしたので、今日まできちんと購入を断る意思を示してこなかったのです。

そして今日の午後電話がなり、夫が受話器をとりましたが、私に代わりました。「○○会社だっていうけど・・・」「ああ、英語のサンプルでしょ」
そして私が「はい代わりました」というと「DVDご覧になりましたか?」とメーカーの女性(これまでずっと同じ女性から電話がかかっています)は、一気にものすごい勢いでまくし立て始めたのです。
私は全く口を挟むことができませんでした。これまでのメーカーは、最初にこちらの感想を聞いてきたので「申し訳ないのですが、やはり買うつもりはないので」と意思表示をしっかりすることができたのですが、このメーカーはそんなわけにはいきません。この英語の教材がいかにすぐれているのか、どんな童話を盛り込んでいるのか、乳幼児の英語を吸収する機能がいかにすぐれているのか、英語のみならずドイツ語フランス語の教材もあるとか・・・もうひたすら一方的にまくしたてているのです。

彼女が息継ぎなし一方的早口トークを始めて10分は経過したでしょうか。

さすがに様子がおかしいと察した夫が電話口の近くにきたので、私は受話器を耳にあてたままメモ用紙をとり、「サンプルのDVD、向こうがうちの住所を教えてもないのに知ってて送ってきて、その感想を聞くだけといいながら・・・」を走り書きしました。すると夫が「ここはオレが出る」とさっと受話器を取り、
「申し訳ないんですが、今食事中なんです。難ならサンプルはお返ししますから、もう買うつもりはないですから」ときっぱりと言って電話を切ってしまいました。

なんだかとても後味の悪い電話になってしまいました。
が、やはりこのような電話にはこう対処するしかないのでしょう。受話器の向こうの女性も、会社のマニュアルに従ってあのようなセールストークをしていたにすぎないのでしょうから。
英語教材に限らず、さまざまな勧誘電話がかかってきます。マンションの勧誘も多いです。断ったら逆ギレされ「今からそちらに行きますから!」とガシャンと切られたこともあります(結局来なかったのでほっとしましたが)。

それにしても、私がサンプル請求したわけでもないのに、どうしてこの会社は個人情報を知ったのでしょう。やはり他のメーカーに請求した時の情報が流れているのでしょうか?
無料だからサンプルが欲しいときがありますが、安易にすべきではないかなあと考えてしまいました。